■南米最高峰アコンカグア登山 (2014年)
行程
メンドーサ(標高760m)→登山口(ペニテンテス)(標高2700m) バス移動
ペニテンテス(標高2700m)→コンフルエンシア(標高3390m)
コンフルエンシア(標高3390m)⇔プラサ・フランシア(標高4200m)
コンフルエンシア(標高3390m)→プラサ・デ・ムーラス(標高4300m) ※ベースキャンプ
プラサ・デ・ムーラス(標高4300m) 高所順応
プラサ・デ・ムーラス(標高4300m)→キャンプ・カナダ(標高5050m)
キャンプ・カナダ(標高5050m)→ニド・デ・コンドレス(標高5550m)
ニド・デ・コンドレス(標高5550m)→キャンプ・コレラ(標高6000m)
キャンプ・コレラ(標高6000m)→アコンカグア山頂 (標高6960m)
ルートについて
・ルートはノーマルルート、ポーランドルートの2つ。
あとは例外として南壁登攀ルート。
準備
・メンドーサの宿で一緒だった日本人旅行者に「アコンカグア登らへん?」と誘い、一緒 に行くことに。
・メンドーサの登山ショップでアイゼンとテント、バックパック(80L?)をレンタル
・スーパーで約2~3週間分の食料の買い出し。
・装備はもともと持っていたTシャツ5枚の重ね着とボリビアとペルーで買ったズボンと ジャケット。総額4000円ほど。
登山を真面目にしてる人が見れば山を舐めてるとしか思えない装備。
ベースキャンプに到達してから装備の甘さに気づく。
・入山手続き
窓口で入山料(10万ぐらいだったはず)を支払う
・宿の冷蔵庫に入れていた肉を盗まれ直前で宿泊していたホステルを変更する
しばらく肉が食えなくなるので、登山前にたらふく食べておこうと思った矢先、宿のス タッフに盗まれてしまい肉食べれず・・・
・荷物は35~40kgほど。普段の荷物は重くても30kgほどなのだが、初めて40kg近くの荷 物を背負い、立ち上がることすら苦労する。
自分のバックパック(65L)に荷物が全部入りきらなかったので80Lのバックパックをレンタル。重すぎて腰を抜かしそうになる。ちなみに登山口近くで荷揚げ手配をするので、この荷物を全部担いで行く必要はない。
天気大丈夫か?と不安になるが・・・・
しばらくすると晴れてきて一安心
登山開始
・登山口の近くでベースキャンプまでの荷揚げ手配
半分以上の荷物をムーラ(ラバ)がベースキャンプまで運んでくれる
・登山口のオフィスで「ウンコ袋」を貰う。
ベースキャンプより上はトイレがないため、便は袋の中に出して、帰りにここで提出す る必要がある。なお、袋を紛失すると10万円ほど罰金を払う必要がある。
ここで言わせてもらうと、アルゼンチンはアコンカグア登山を完全に金儲けの手段とし か考えておらず、メンドーサの登山ショップにも言えることだが、質が非常に悪い。
なので、日本からアコンカグア登山を目指す人がいれば、日本で装備一式を揃えアルゼ ンチンへ向かうべきである。
自分みたいな貧乏バックパッカーだと装備を現地のレンタルショップに頼らざるを得な いので、かなりボラれるはめになる。
・ペニテンテス→コンフルエンシア 7.5km
初日の目的地コンフルエンシアへ向かう途中。反対方面から来るラバの群れとすれ違う
山岳地帯において、ヤクやラバといった動物たちは荷揚げ役として登山に多大な貢献をしている。彼らの助けがなければ登山はもっと困難なものになるはずである。
あっという間に抜かされてしまう。自分たちの荷物もあの中にあるのかな。
3~4時間ほど歩いてコンフルエンシア到着
・コンフルエンシア⇔プラサ・フランシア 8km 720m↑
翌日高度順応も兼ねプラサ・フランシアまで散歩。往復で5時間ほど
アコンカグア南壁の偉容が見えてきた
プラサ・フランシア到着。アコンカグア南壁をバックに記念写真を撮る。
・コンフルエンシア→プラサ・デ・ムーラス 18~20km 900m↑
この移動がアコンカグア登山の中で1番長い距離になる。
広大な谷底を歩いて行く絶景コース。コースタイムは8~10時間ほど。
最初の丘を登り降りしてからは、8割ほど平坦な道。時々小川を渡渉する。最後に傾斜のきつい坂を登りきるとベースキャンプ
ベースキャンプへ向かう道中。ひたすら平坦な道が続く。
途中で昼食&休憩。
夜は21時ぐらいまで明るいので、余裕を持って行動できるのがアコンカグア登山の良いところ。ボリビアのワイナポトシなどとはエライ違いである。
またムーラに追い抜かれる。
7時間ほど歩いてベースキャンプ(標高4300m)到着
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